発達障がい児のお母さんと懇談会②議会で提案!すべて計画化されました!

2023年7月、「発達障がい児の親御さん、お話しませんか♪」をテーマに懇談会を行いました。その切実かつ貴重なお声を区に届けなければ!と、2023年6月の議会に引き続き9月の議会でも提案しました。さらに、2023年10月の決算特別委員会でもより具体的な「発達障害児支援」として提案を行いました。

その結果、2024年からスタートする杉並区実行計画改定案に提案の全てが盛り込まれました!発達障害児支援の充実が図られることとなります。

この記事では、改定案に盛り込まれることになった提案を3つ、ご紹介します。

目次

①校内に不登校・不登校傾向の児童生徒の居場所を作ります

懇談会で伺った声

「ASD (自閉スペクトラム)と診断をうけているお子さんが就学後に通常学級で過ごせるか心配」

「教室でクールダウンできるように段ボールで仕切りを作ってもらっているが、他の子が面白がって入ってしまうことがあり使用できない時もある」

「空き教室に別室登校している不登校傾向のHSPのお子さんの保護者から担任の先生に【必ず対応できる人がいるとは限らないんです】と言われてしまい、どうしたら良いの?」

議会での質問

9月の議会質問の場では、これらの声を届けました。そして「今後、国の補助金を活用した『校内教育支援センター』を全小中学校で実施して欲しい。また、指導員の確保に取り組んでいただきたい。」と求めました。

区からの答弁

区からは以下のような前向きな答弁を引き出すことができました。

・今後は、小中学校全校が国や都の補助金を活用し、実態に応じて校内居場所を「校内教育支援センター」として機能させることができるよう検討する。

・現在学校に配置している人的資源を整理し、不登校状態の児童生徒を校内で指導・支援できる人材の配置を検討する。

その後10月末には、杉並区実行計画案(2024年スタート)に重点事業として位置づけられ、次のように明記されました。

各学校において、校内別室指導支援事業を実施し、不登校及び不登校傾向の児童生徒の居場所を校内につくり、1人ひとりの状況に応じた支援を行う

②担任をサポートする通常学級支援員が拡充されます

小中学校のクラスに特別な支援を必要とする児童が複数人いる場合、担任1人で対応するには限界があります。通常学級には、発達障害児等への支援として通常学級支援員が配置されています。親御さんからは次のようなお声も伺っていました。

「通常学級支援員を配置してほしいが校長先生の裁量で決められており、叶えられない」

議会での質問

そこで「学校や保護者からは通常学級支援員が不足しているとの声がある、増員すべきでは!」と区へ求めました。

区からの答弁

この点に関しても、区から次のような前向きな答弁を得ることができました。

・通常学級支援員は、障害のある児童生徒の学校生活における安全確保等を図るため、校長からの申請により、教育委員会が校内の対応状況等を確認しながら総合的に判断し配置している。

・これまでも各学校は支援の必要な児童生徒に対し教員間で連携し対応してきたが、学校によっては通常学級支援員の増員を要望する声がある。

・今後、各校の実態を踏まえ、増員について検討してまいりたい。

その後、こちらも実行計画案の重点事業に位置付けられ、「通常学級支援員の配置・拡充 」と明記されました!

③スクールカウンセラーの配置も拡充します

全国でコロナウイルス感染症の影響もあり、不登校児童が増加しています。また、近年、発達障害の認知が進んだことにより、発達障害児も増加しています。そうした中、スクールカウンセラーに相談したくても人員が不足しており、予約が取れるまで時間がかかっているという声が届いていました。

以前、杉並区では区費採用でスクールカウンセラーを配置していましたが、区民から「他自治体と比べて報酬が低いため人材確保に課題がある」という声を伺っておりました。

その後、東京都の支援により、杉並区は都費採用のスクールカウンセラーのみで対応してきましたが、人員が不足している声を受け、「今後、必要に応じて区費採用のスクールカウンセラー配置を検討していくべきではないか」との提案をさせていただきました。

区からの答弁

この質問に関しては次のような答弁をいただきました。

″多様化している相談への対応や複雑化している児童生徒の心のケアの充実には、現状の配置人数は必ずしも十分ではないと認識している。引き続き、区費のスクールカウンセラーの配置について検討していく″

そして、この点も重点事業と位置づけられ、″子ども一人ひとりの悩みや課題・背景要因に適切に対応できるよう、「スクールカウンセラーの配置日を拡充する」と計画案に明記されました。

発達障がい児の子育て当事者として

区民の生のお声は、一番の説得力になると実感しています。私に声を届けてくださる目の前のお一人のさらにその後ろには「同じ思いで苦しみ、悩んでいる人が続いている」そのために自分が果たせる役割を全うしよう!!そう、いつも決意させていただいています。

周りにお困りの親御さんがいらっしゃる方は、このブログをシェアいただけると嬉しく思います。引き続き、頑張ってまいります!!

懇談会の様子はこちらからお読みください。

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