質問箱にいただいたご質問

Q.娘のバイト先にてセクハラ、モラハラまがいのことがありました。同じタイミングでバイトをしていた女の子たちも被害にあい、娘が話を聞いてあげていたようです。親としても見過ごすわけにはいかず、バイトの紹介サイトには相談窓口は一切なく、色々と調べて、労働基準監督署に連絡をしました。担当の部署につないでいただき、女性の担当の方が色々と相談にのってくださいましたが、指導の限界もあるとのことでした。はじめてのバイトだったり、学生さんで上京してきたばかりだと、労基署まで連絡するのって結構ハードルが高いような気がするのです。バイト先のお友達は地方から上京してきたばかりで、本当に悩んでおられたとのこと。(そのバイト先は娘含め、すでに辞めています。)
セクハラ的なことがあった場合に、もっと簡単に相談できたり、場合によっては通報したりできるような窓口が、もう少し身近にはないのでしょうか。区市町村にもすでにあるのかもしれませんが、もしあったら今後の参考に教えていただきたいですし、若い子たちが大変な思いをしないようお願いしたく思います。

A.行政には下記の相談窓口があります。お気軽にご利用いただければと思います。

お問い合わせをいただき、自身のアルバイト歴を振り返りました。高校1年間は自分で学費を払っていたんです。15歳の私、今振りかえると頑張っていたなぁ~
学校帰りに祖母の家で着替えて、デパートのファストフード店でフライドポテトやソフトクリームなどを販売していました。売れ残りを持たせてくれて、ぷくぷく肥えました。アルバイトの大学生が優しい方で、大学祭に誘ってくれたり、バイトの悩みを聞いて貰っていました。
そう言えば、近所のスーパー内にあるパン屋さんでアルバイトした際に、売上額と現金が合わないことを私ではないかと疑われたことがありました。違うアルバイト生であったことが判明し疑念は晴れましたが、疑われたことはとてもショックで親にも言えなかったです。当時の私の悩みは、行政に相談する内容ではありませんでしたが、深刻な場合には、行政の相談窓口を思い出して、躊躇なくご相談いただけたらと思います。

セクシャルハラスメントの相談窓口

・厚生労働省委託事業「働く人のメンタルヘルスポータルサイト『こころの耳』」では、「セクハラ(セクシャルハラスメント)」に関する情報を提供しています。

東京ウィメンズプラザでは、豊かで平和な男女平等参画社会の実現に向けて、都民と行政が協力して取り組む具体的、実践的な活動夫婦、親子、生き方、職場の人間関係の悩みなどの相談窓口があります。

杉並区の男女共同推進センターでは、専門の相談員が電話と面接により、夫婦・親子・家族の問題、恋愛・結婚・離婚、職場や近隣との人間関係、ストーカー、セクハラ、性暴力、自分自身の生き方、心身の不安・悩み、性的マイノリティに関する悩みなどの相談をお受けします。面接相談は火曜日・金曜日の予約制です。

今回いただいた内容であれば、男女平等推進センターの一般相談ダイヤル:03-5307-0619へのご連絡をおすすめします。

あらためて、セクシャルハラスメントとは、「職場」において行われる「労働者」の意に反する「性的な言動」により、労働者が労働条件について不利益を受けたり、就業環境が害されることをいいます。

職場の環境を守るため事業者側には、男女雇用機会均等法によりその対策が義務付けられています。職場のセクシャルハラスメントに関する詳細は、ハラスメント対策の総合情報サイト「あかるい職場応援団」をご覧ください。